企業が有している売掛金の債権そのものを買い取り、代わりに買掛金の回収を行うファクタリング。

これを行うことにより企業は支払い期日よりも早く現金化を行うことができるため、財務上の問題を抱えている中小企業の経営者にとって、即金性の高いファクタリングは大事な資金繰りの負担を軽減してくれます。

しかし、まだファクタリングを利用したことのない経営者にとってみたら、仕組みは理解できてもそれが一体どんな時に有効なのか感覚的に理解することは時間が掛かります。

そこで少しでも早く経営者のあなたの心の負担を軽くすべく、こちらで実際の活用事例をご紹介します。

ファクタリング活用事例

ここでご紹介するのは、製造業、建設業、卸売業の3ケースとなります。

製造業のAさんのケース

急に重なった加工機械のトラブルによりかかったコストが原因で、月末に300万円の支払い分が足りないと税理士から言われた経営者のAさん。

とにかく運転資金集めに奔走し、やっとの思いでこぎつけた銀行での融資も来月支払いと言われ八方塞がりになりました。

そこでオンライン上で調べファクタリングのことを知り、すぐに連絡をいれたところ相談を受けることになりました。

売掛先の企業は信頼できる友人の企業であったため、3社間のファクタリングにより少ない手数料で4日で300万円現金化することができたとAさんはサービスに満足していました。

また、「また、何かあった時の安心感が生まれた」と心の負担軽減にも繋がっているようです。

建設業のBさんのケース

3か月前から請け負った大規模な工事の最中、下請け企業が倒産しトラック・人員の確保を急遽迫られることになったBさん。

困ったことに毎月増員した人件費やトラックのリース費用はかさんでいくのにも関わらず、売上金が支払われるのが7か月後となっているため、滅多にない大規模工事の受注チャンスを途中で断念する分けにも行かず、途方に暮れていました。

銀行の融資などいつ降りるのかわからないものよりも、とにかく即金性が求められる中、以前から名前だけ知っていたファクタリングサービスを利用することにしました。

こつこつ長年積み上げてきた信頼から大規模ではないものの安定した売上があることが認められ、すぐにキャッシュを手にすることができました。

長期に及ぶ大規模工事を無事乗り切ったことで大口の仕事をもらえる機会が増えたとBさんの喜びの声を聞くことができました。

卸売業のCさんのケース

今まで仕入れ先の会社とのやり取りでは手形切手で全て完結し、基本的な支払いは3か月先という形で長年行ってきました。

しかしながら、先日仕入れ先の社長と食事に行った際に「大変申し分けないんだが、今後は現金でのやり取りにさせてください」との申し出。

長年のお付き合いもあり、断ることができずたちまち現金を用意しなければいけなくなり、売掛金等がすぐに入ってくる予定もないため頭を抱えていました。

また、その他のお取引企業にお願いしようにも信用問題にも繋がるため声すらかけられません。

そこで今まで使ったことがなかったファクタリング会社に連絡したところ、Cさんのようなケースはよくあるケースとして多くの企業も利用していることを知り、思い切って利用してみると想像以上に早く手元に現金が届きました。

直近の山場を越えたCさんの会社は今でも順調に事業経営を行っています。

以上、3つの業種に分けてご紹介させていただきましたが、ファクタリングは非常に汎用性の高い集金方法だということがご理解いただけましたでしょうか?

銀行の融資などが受けられない、トラブルで急にコストがかかるなど、たちまち現金が必要な時には、ファクタリングほど心強い方法はありません。

しかし、便利だからと言って安易に使いすぎると痛い目を見るケースもあります。

次に、ファクタリングを活用するときに気を付けたいポイントを見ていきましょう。

ファクタリング活用の注意点

ファクタリングは借入金と違い、もともと自社の資金であった「売掛金」つまり後に支払われるだろうと見込みのある資金の中から早めの現金化を行うため、「前払い」のような性質を持っていると捉えるができます。

しかしながら、前払いだという認識が甘くなり翌月以降の資金繰り計画をあいまいにしていると、資金のショートも起こってきますので気を付けなくてはなりません。

また、売掛先を交えてのファクタリングを利用する場合、2社間よりも手数料が安いものの「会社の資金繰りに困っている」という情報を外に漏らすことにも繋がります。

その時の状況に応じて使い分け、資金調達の一つの手段として有効に利用しましょう。

経営において首が回らなくなることは営利組織として緊急事態を意味することになります。

まとめ

事例からも読み取れるように比較的手軽に資金調達を行うことができる方法の一つとしてファクタリングをご紹介しました。

今回、掲載させていただいた事例ではネガティブなシーンでの活用が目立ちましたが、

ファクタクリングは「売り上げを伸ばす、販路拡大のチャンスなど新たな挑戦における起爆材」として有効に利用することも可能です。

つまり状況に合わせた使い方をすることで、ファクタクリングはあなたの資金繰りを大きくサポートするのです。

ぜひ事業経営の手段として、そして資金繰りのひとつとしてファクタリングを活用してみてはいかがでしょうか?